俳優・モデル募集

【2025/11/27締切】テント公演の出演募集(劇団身体ゲンゴロウ)

【概要】
劇団身体ゲンゴロウが、2025年12月から2026年5月にかけて実施する六角形テント公演の出演者を募集します。観客と演者が同じ「アリの巣」の住人として物語を共有する、没入型の舞台体験です。

公演スケジュール:
・プレ公演:2025年12月19日
・卒展公演:2026年1月28日~2月1日(東京藝大卒展)
・本公演:2026年5月(都内神社等で70分尺)

全公演でも1公演のみでも応募可能。報酬はチケットバック制または定額(公演により異なります)。

ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー

【公演について】
自前のテントでの公演で、上から見ると六角形の形のテントです。全方向どこからでも、客の出入り・役者の出捌けができるオープンステージで、お客さんは中心を囲むようにぐるりと座っています。開演とともに幕が閉じて暗くなると、テントの中はアリの巣だと明かされます。客も、役者も同じ巣にいる働きアリとして物語が進み、客席までがアクティングエリアとなります。
テントの外の騒音はアリの巣を攻める脅威となり、巣の中の寒さはアリたちの弱りとなります。舞台と客席ではなく、客と演者が同じ状況を共有するという絆が結ばれた上で、巣が崩壊していく様を描きます。


イマ―ジブではありませんが、強敵がいてどこかに閉じこもるという、人間が昔から感じてきた根源的な怖さにアプローチできたらと思っています。
(詳しい内容は、ページ下部にあります)

〈公演の種類〉
2026年に大きく、2つのテント公演がございます。
劇団身体ゲンゴロウの本公演として2026年5月に都内の神社等で行う公演が1つです。神社などとの交渉を鋭意進めており、まだ5月中としか言えない状態です。
それから、劇団員の数名が東京芸術大学に所属しており、その卒業展示(2026年1/28-2/1)での公演もいたします。数万人が来場するイベントでありメディア等の取材もあることや、一度テントを設置した実績を公に残すことで、5月も含め今後テントを建てる交渉がしやすくなるため、実施します。

以下の公演全てでも、1つでもご出演いただける方を募集いたします。

①上野卒展公演(1/28-2/1)
・展覧会の中の1企画のため、短編で上演
・1月からNGを考慮して数回の稽古
・メディア取材や来場者など多め。演劇関係者も招待し、プロモーション的な位置付け

②5月本公演(5月調整中)
・①を膨らませ、70分尺で上演
・3月末から4月を稽古期間とする。NGを考慮して香盤を組む
・5月公演出演希望者は、公演調整中の期間である[4/27-5/3]・[5/11-5/24]のNGがないことが前提になります。

③2025年12/19プレ公演
・①の上演許可を大学にもらうために、プレ公演(①のダイジェスト版などの短編)を12/19に打たなくてはなりません
・12/1~18のうち2,3回簡単な稽古を行います
・①や②に出られる人で③にも出られる人、単発で③だけ協力してくれる人なども募集しています。

※現時点で調整中の内容や開示できない内容も多く、ご応募いただいた方により詳しい資料をお送りいたします。それを見て、現地での選考に進むか決めていただいてもOKです
※詳しい公演詳細は、ページ下部にございます

【オーディションの流れ】
◆オーディション参加ご希望の方は、こちらからご応募ください。
https://docs.google.com/forms/d/1zCm9cl9XEHjCOlZ0l32EUjhQi95GQsfKO_3fKJUUUck/edit

〈オーディションの日程〉
・以下の日程から希望を伺って、再度日程を応募後5日以内にご案内いたします。
・場合によっては、第2希望、第3希望日へのご案内になる旨、ご了承ください。

11/24(月・祝)18:40-20:45
11/27(木) 10:30-12:45
11/27(木) 13:30-15:45
11/28(金) 10:30-12:45
11/29(土) 11:15-13:45
11/29(土) 16:00-17:30

・オーディション参加費: 無料
・都内施設(ココキタ)を予定

〈応募資格〉
・年齢性別国籍問わず。
・芸能プロダクションや他劇団に所属の際は、ご自身で出演の許可を得て頂ける方
・日本語での会話ができること。
・未成年は親権者の許可を得ること。
・後述する稽古日程に参加できる方。
※稽古スケジュールは出演者様のNGを考慮して組む予定です。

〈選考に関して〉
●シアターゲーム
●戯曲を用いた稽古および審査
●面談 
を行います。今回のオーディションでは、「今回の舞台に合うかどうか」という観点からの採用に加え、本公演に限らず、今後に向けてのご縁も大切に考え、長期的な視点で出会いを重ねていきたいと思っています。

【公演に関して】
〈ギャランティ〉
※テントの設営や撤去などは役者も含め、みんなで協力していこうと考えています。ご協力いただけるかどうか、及び配役により額に幅がございます。

①上野卒展公演(1/28-2/1)
・短編/1月に数回の稽古(NGを調整)/プロモーションの位置付け
・チケットの販売が不可のため、報酬として1.5~2.8万円をお渡しいたします

②5月本公演(公演日調整中)
(5月調整中)
・約70分尺で上演/3月末から4月に稽古/神社などで公演
・チケットバック制
(a)14枚まで:700-1,000円/枚
(b)15枚以降:1000-1,300円/枚 をバック

③2025年12/19プレ公演
・①のダイジェスト版などの短編/12月に3回程度稽古/
・①、②に出演の方が中心ですが、③のみご出演いただける方も募集しており、別途個別に相談の上で出演料をお支払いいたします。

〈稽古日〉
①上野卒展公演(1/28-2/1)
・12月中で2,3回

②5月本公演
・1月中で数回(頂いたNGを元に、長時間を短い日でやるか、数日に引き延ばすかを早急に判断します)
・1/21~27はテントを建てたり、場当たりしたり、ゲネしたり、休んだり、稽古したりになります。
・特に1/24~27は場当たりなどが入る日があるため、原則空けていただく状態でお願いします。
・1/28-2/1は毎日数回の本番があります

③2025年12/19プレ公演
・3月末~4月末の稽古スケジュールをNGを調整し、後日ご連絡いたします

※稽古場:主に北区の公共施設を予定

★質問などはお気軽に!: shintaigengorou@gmail.com

ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー

【公演について考えていること】
公演内容のキーワード:共同体・塹壕・女王と子供・血

★アリを通して、現代社会を照射する
あらゆる分断が可視化されている現代において、共同体を作ってみたいというモチベーションがあります。そもそもアリは世代間の分断が強い生物です。働きアリは全員女王アリの子供であるし、高齢になればなるほど巣の外での食料調達や戦闘など、死ぬ危険性が高い役割を担当し間引かれます。劇は、働きアリのうちどのアリが巣の外に出るかなど、アリの生態をなぞった話題が展開されながらも、アリを人間が演じることも相まって、世代間の格差や嫌老思想といった現代の分断の問題に重ね合わされる構造を取ります。
理想の共同体とその崩壊についての演劇をずっとやってきた当劇団ですが、アリを通して現代に結びうる共同体を考えます。

https://googleads.g.doubleclick.net/pagead/ads?gdpr=0&client=ca-pub-8349434405908273&output=html&h=280&adk=2863998413&adf=2391616544&pi=t.aa~a.1485297318~i.247~r
最後は、観客がテントを出て帰る=居たかった共同体を出なくてはいけないというカタルシスを作れたら成功だと思っています。

★疑似的に古代アテナイを作り出す
かつての古代ギリシアでは、民主制とともに演劇が生まれ、市民が多く参加した。コミュニティが集まり、その共同体の物語を語る場として、都市のど真ん中に劇場があった。コロスは一般市民が演じていたという研究もある。
演劇がショーアップされ、都市の中心に劇場がない現代でどう劇場に共同体をつくるか。
テントに入って幕が下りた時、今・ここでという限定のもとで、疑似的なあるいは緩やかな連帯を作り出すことを目的にしている。

ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー***ーーー

〈劇団身体ゲンゴロウとは?〉
2019年7月、東京芸術大学の演劇発表の授業で始まります。「身体言語論」という授業名をもじってつけたまま、変えられずにここまできました。2020年以降、大学では外部の劇場で公演する、いわゆる普通の劇団として、当初のメンバーと入れ替わりがありつつ、年1・2回の公演を続けています。
団員は地下アイドルになったり、就職したり、新しい人が入ったり、20代を中心に活動しています。
役者2名、スタッフ3名と、スタッフが多いのが特徴で、それらを活かしたシーンメイキングなどで、一定数認知してもらっているかもしれません。
劇の方向性は、
ナイーブな少年が、理想を抱き、同志を得る。
同志が理想を目指す当然として暴走し、少年が逃げ出す。
というシンプルな話を永遠にやっています。
そのたびに、理想の共同体について考えています。

公演実績
2019年7月 旗揚げ公演「ハコ-the box-」開催@東京藝術大学
2020年10月 第2回公演「イザナミだけが知っている」@上野小劇場
2021年7月 第3回公演「リトルボーイ& girl」@中野テルプシコール
2022年3月 第4回公演「ナマリの銅像」@ 阿佐ヶ谷ひつじ座
2022年9月 第5回公演「桜か雪の散るか降る」@王子小劇場
2023年8月 第6回公演「ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。」@シアター・バビロンの流れのほとりにて
2024年3月 第7回公演「ナマリの銅像」@新宿スターフィールド
2024年4月 長崎公演「ナマリの銅像」@アトリエPenta(長崎)
2024年5月 第8回公演「最初の二十面相」@北千住Buoy
2025年10月 第9回公演「ジャンク・チャック・ハック」@千本桜ホール