「失顔症(相貌失認)」をテーマにした短編映画の男性エキストラを追加募集します!
◇募集中の役柄
常連客、赤木に似ている客の男性
◾️あらすじ
大学生の緑川萌梨(みどりかわ もな)は青山秋斗(あおやま あきと)が一人で切り盛りする植物に囲まれたカフェでアルバイトをしている。
萌梨には一つ大きな不安があった。それは、人の顔を覚えるのが苦手なこと。
高校生の時、近所の小さな喫茶店でアルバイトをしていた萌梨だったが、自身の物覚えの悪さに、
店長から「接客は向いてないかもね」と言われてしまった過去がある。
それは、青山のカフェでも変わらず、いつも来店する常連の顔もわからなくな時がある。
ある日、萌梨は公園で女性に話しかけられる。その時は誰か全く思い出せなかったが、数日後、お店の口コミを見て、その時の女性が常連客であったことに気づく。
ショックをうける萌梨に、青山から『相貌失認』という脳機能障害の可能性を聞き、
自身で調べると、驚くほど自分自身に当てはまった。他人の顔を判別できないという欠点が、自分の能力の問題ではなく、病気の一種であることを知り、どこか安心する萌梨、だが、この欠点を抱えて接客業は続けられないと悟り、青山に辞職を申し出るー。
◾️制作への想い
まずは、相貌失認という障害を知ってもらいたい。100人に1人ほどの人が抱えているにもかかわらず、まだ認知が広くありません。
先天性の場合、自覚がないまま大人になることも多く、障がいだと思わず自分を責めてしまう人もいます。
これは脳の特性で、直す方法はありません。
障がいを知ることで対策がしやすくなり、心が軽くなることもあります。
そして、この障がいは、努力でどうにかできるものではないからこそ、周囲の理解がないと、日常の中でつらさが積もっていきます。
この作品が、当事者、そして周りにいる人たちにも“知るきっかけ”として届いてほしい、そんな願いがあります。
そして、本作には、相貌失認にかかわらず障がいが“必要とされない”につながるわけではないことを伝えたいという想いを込めております。
障がいを理解し受け入れたうえで、自分の他の部分にある価値と向き合うことで、
その人にしかない力や魅力が必ずあると信じています。
逆に言えば、なんでも障がいのせいにするのでは前に進めないと感じています。
この作品が、そういったことを考えるきっかけになればと願っています
■ 撮影日程
撮影日:1月21日(水)
予備日:1月28日(水)
時間帯:午後〜日没前のどこかのお時間
(詳細は決まり次第ご連絡いたします)
■ 撮影場所
向ヶ丘遊園駅近くの素敵なカフェ
■ 募集内容
常連客、赤木に似ている客の男性。
萌梨にカフェで 赤木に間違えられて、
注文の品を運ばれてくるシーン
その他のボランティアエキストラ(子供〜老人まで)も募集中です!
■ 謝礼につちて
今回のエキストラ出演は ボランティア でのご協力となります。恐れ入りますが 交通費を含め報酬はございません。
エキストラの皆さまも、作品の温度を生む大切な役割を担う方々となりますので、作品の雰囲気に合う方へお願いさせていただく予定です。
どうかご理解いただけますと幸いです。
■ 応募方法
件名:「キャスト応募」
宛先:nishibata.film@gmail.com
顔と全身がわかるお写真を添付の上、
以下を記載し、ご応募お待ちしております。
【記載事項】
1. 氏名(ふりがな)
2. 年齢
3. 最寄駅
4. 1月21日、28日(予備日)の参加の可否
5. 簡単なプロフィール
6. 演技映像(任意)
7. 応募動機(任意)
※選考通過者の方にのみご連絡いたします。
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監督:西端実歩
福井県 出身。現在は神奈川県を拠点に活動しております。
高校時代、学祭実行委員として写真を撮る係になり、制作した一本の映像が、人の心を動かす瞬間に感銘を受け、映像の道を志しました。
企業CMやドキュメンタリー制作に携わる一方で、表現として、映画作品も制作しております。
初監督作である、無声映画『泡沫少女』は様々な国際映画祭にて21の賞を受賞。
以降、『神楽、舞う瞬間』『青い竜は少女を乗せて』『エッセル坂を越えて』などを制作し、
国内外で評価をいただいております。
2023年から2024年にかけては表現の幅を広げるためフランスへ滞在し、パリにて上映会を開催。
女性的な感性で、日常にそっと佇む美しさ、光をすくい上げる映像表現を大切にしております。