★演技力向上したい方必読!見せかけの監督ワークショップや俳優スクールに騙されるな。
このページに辿り着いた方は現在も俳優として活動し、日頃から俳優としての努力をしている方だと思います。
自分のお芝居を日夜研究して、陶芸家のようにクオリティを高めている人だと考えています。
ですが、自分のお芝居を披露する場もなければ、フィードバックやダメ出しをもらえずに悶々と日々過ごしている方も多いことでしょう。
もちろん、これから俳優を目指す方も同じです。
俳優としてキャリアを築くためには、現場に出たり、様々な方から技術や手法を吸収しなければいけません。
そんな悩みがある方としてよくある相談は、
【俳優ワークショップに通わなくちゃ!】
【有名な作品を手がけている監督のワークショップに行ってみる。】
【演出家/プロデューサーの演技ワークショップに行ってみよう!】
基本的にこのようにして、演技の技術を向上させようと考えると思います。
私自身、芸能のアドバイジングのお仕事を通して様々な方から、アドバイスを求められてきた経験があります。
実際にも皆さんが知っているような俳優、モデル、タレントの方の相談に乗って来ました。
そんな中でもこのページを見に来てくださった方には、
実際の第一線で活動している方たちの意見や経験を取り入れた内容をお伝えしようと思います。
今の現状の話を聞いていただき、参考にしてこれからの俳優人生に活用してもらいたいと思っております。
本記事はそれらの経験を踏まえ、初心者でも経験者でも実践できるノウハウや方法を実体験をもとにお伝えいたします。
この記事を読むことで、
「意味のある監督ワークショップの見抜き方」
「自分に必要な俳優スクールの見つけ方」
「演技力向上に必要なこと」
これらの知識が手に入ると思います。
それでは行きましょう!

演技ワークショップは監督や主催の小銭稼ぎという事実…
よくあるのが監督のワークショップです。
聞いたことがある程度の監督のワークショップに行っても身も入りませんし、
次につながる可能性も低いので、行く意味はないです。
自分が大好きな作品を監督している人のワークショップはすごく楽しみですよね。
もちろん行ってみて勉強になることもあります。
ですが、考えてみてほしいです。
監督だって映像を撮っている間以外は俳優と同じです。
しっかりと稼がないといけません。
有名作品の監督をしていても生活に余裕がない監督の方が多いです。
日々お金を稼ぐためにもワークショップを開催し、収入源にしています。
ワークショップ監督に学んでも次に繋がる可能性は低いです。
ある俳優の話ですが、
過去に有名な作品を1つ撮っている監督のワークショップへ参加したそうです。
ワークショップに行って、その後に飲み会もしたそうですが全て受講者が支払った金額の総額から負担されており、
監督や主催は支払っていないことがわかりました。
(もちろん飲み会のお金は別途で受講者が支払っています。)
このような仕組みでワークショップを開催しているとわかると、
監督からすれば演技を見て、
フィードバックをするだけで給料がもらえて、ご飯も無料で食べられる。
そんな美味しい仕事はありませんよね。
その後に繋がることもなかったと聞いているのでますます闇深いなと感じています。
はっきり言ってしまえばワークショップで仕事に繋がる可能性は1%が良いところだと思います。
100回受ければ一度くらいはサブキャストやエキストラで呼ばれる可能性はあります。
本当に行くべきワークショップの見つけ方。
ここまで話を聞くと、
「そんなワークショップばかりではない。」
「監督に失礼だ。」
「私は仕事に繋がってメインキャストになっている。」
なんて言う意見もあると思います。
もちろんその通りだと思います。
ですが世の中にはお金稼ぎを目的とした監督や主催が多すぎると私は感じています。
ですので皆さんにはこんな演技ワークショップに行かない為にも、
最低限の3つの知識を蓄えて監督のワークショップ探しをしてほしいと思っています。
話題作や受賞作を3年以内に監督している方のワークショップ
有名作品を監督している監督は世の中にごろごろいます。
ですが、話題作や監督作が有名な映画祭やコンペで受賞している監督はなかなかいません。
他人から評価されている監督こそ、受けるべき価値があります。
それに加え【3年以内】というのは実績自体に色褪せが出てくるタイミングになります。
だからこそ、監督としても次回作で何とか結果を残したい、
次のチャンスは絶対にものにする!
といった覚悟で開いているワークショップでもあると思います。
逆に言ってしまうと有名作品は監督しているけど興行収入が悪かったり、
何の賞も受賞していない場合は社会的に評価されていないと思われてしまうので監督としても死活問題だと思います。
新人を大抜擢した過去がある監督の演技ワークショップ。
いくら有名監督でもお芝居を見るだけの人が大半です。
その先の仕事にメインキャストや主要キャストとして繋がることはまずありません。
ですが、新人を大抜擢した監督は話が違います。
そんな過去があれば、もちろん自分にだってチャンスはあるかもしれません。
もちろんどういった経緯で抜擢したかなどは調べないといけませんが、
これも意味のあるワークショップの受け方だと思います。
パワハラ、セクハラのない対等な関係のワークショップ。
昨今、パワハラやセクハラが問題になっています。
私の知っている俳優でももちろん同じような状況に直面した人が多くいます。
ですが、俳優としてのキャリアが傷ついたり、
今後のイメージを重要視している方が多いので公に広がることが少ないです。
【ワークショップを受講する】という段階で、
教えてもらう立場、教えてあげる立場
という、関係が出来上がってしまいます。
経験値の違いはあれど、対等な関係性でお互いにリスペクトできなければ意味がありません。
少しでもパワハラやセクハラを感じてしまう場合は帰ってしまっても問題ありません。
自分の身は自分で守れるようになってください。

☆大前提として監督は俳優ではない。
ここまで話してきましたが、
監督は注文を付けて演出をするのはプロですが、俳優ではありません。
見てくださっているあなたもこれまで様々なワークショップや稽古に参加してきたと思います。
よくダメ出しや、フィードバックを受けると思いますが監督は俳優ではありません。
注文は付けることはできるけど自分では演じることができない人がほとんどです。
だからこそ、自信をもってお芝居をしたら良いんです。
そのアドバイスが正しいと思えば参考にすれば良いですし、
違うと思えば生かさなくても良いんです。
◎評価されて初めて【実績】となる。
ここまで話しましたが、
監督のワークショップは必ずこれまでお話しした着眼点で参加するようにしてほしいです。
ここまでは俳優として参加するべき監督ワークショップをシビアに見てきましたが、
逆の立場でも同じです。
監督は実績ある俳優の芝居を観たいと思っています。
あなたが監督を評価するのと同様に監督もあなたを俳優として評価します。
ということは、あなたも俳優として、何かしらの実績や武器がないともちろんキャスティングはされずらいです。
せっかくのご縁で会えるワークショップだからこそ、自分の武器を存分に発揮できるような準備をしていきましょう。
最後に
今回は参加するべき監督ワークショップについて解説しました。
あなたが素敵な監督とワークショップで出会えて現場で再会することを心より応援しております。
もちろん演技ワークショップも重要ですが1日2日で上達するほど演技は簡単ではありません。
悪い印象を持たれないようにベースにお芝居ができるという前提で参加することが望ましいです。
今回お伝えしたことでワークショップ参加を改めて考えるきっかけになっていることを願っております。
俳優として活躍する未来を明確に描いてもらうために執筆させていただきました。
あくまでも実体験で感じたことになります。
引き続きあなたが俳優として活動を継続していく限り力になるような投稿を続けていこうと思っております。
また、芸能アドバイジングや個人オフシャルサイト作成、SNS運用などの無料相談を承っております。
お話聞くだけでも問題ありませんが無償でアドバイジングをさせていただきます。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
あなたが俳優としてキャリアをスタートさせて、大規模な商業映画でメインキャストとして活躍できることを楽しみにしております。
地に足をつけて目標へ向けて着実に一つ一つクリアしていきましょう!