俳優のバイブル

【俳優の技術習得術】役柄研究①台詞の覚え方

【俳優の技術習得術】役柄研究① 台詞の覚え方

このページに辿り着いた方は、これから俳優を目指して活動していこうと考えている方から、

現在も俳優として活動し、努力を継続している方だと思います。

自分の目標を達成させるためのキャリアを形成しつつ、

毎日のようにお芝居を身近に感じている人だと考えています。



ですが、自分は俳優としての技術の向上に不安があったり、

自主映画やエキストラ、スタンドインのようなお仕事ばかり。



・自分のキャリアをどう動いて進められれば良いかわからない…。

・本当にこのまま俳優だけを頑張っていても仕事に繋がっていくのかな…。

・このままじゃ生活はできないし、自分が目標とする作品への出演も難しいのではないか…。

・やることが山積みだ…。


多くの方が、このような悩みを抱えています。

また、本記事をご覧なられている方々は、

✅完璧に覚えたつもりでも本番で台詞が飛んでしまう。

✅緊張で台詞の意味が分からなくなってしまう。

✅そもそも台詞の覚え方がわからない…。

✅台詞を書いたり暗唱したり、何が正解なのか疑問に思う。

これらの悩みを抱えている方々も多いのではないでしょうか。



私自身、芸能のアドバイジングのお仕事を通して様々な方から、アドバイスを求められてきた経験があります。

実際にも皆さんが知っているような俳優、モデル、タレントの方の相談に乗って来ました。

そんな中でもこのページを見に来てくださった方には、

実際の第一線で活動している方たちの意見や経験を取り入れた内容をお伝えしようと思います。

今の現状の話を聞いていただき、参考にしてこれからの俳優人生に活用してもらいたいと思っております。

本記事はそれらの経験を踏まえ、初心者でも経験者でも実践できるノウハウや方法を実体験をもとにお伝えいたします。

この記事を読むことで、

「物語を理解できるように台本を読み込む」

「台詞の覚え方」

実践で使える台詞の扱い方

これらの知識が手に入ると思います。

それでは行きましょう!

「物語を理解できるように台本を読み込む」

俳優として台本をもらった時に一番確認しなければいけないことは、

自分の出番や台詞の量を確認することではありません。



物語を理解することから始まります。


全体的な物語を理解して初めて登場人物が浮かび上がってきます。

最初に物語を理解せずに自分の台詞の分量とセリフを覚える作業に入ってしまうと

なぜこの台詞が必要で、どんな場面の意味なのかも分からない状況になります。

台詞の意味を理解する

物語を理解し、登場人物が浮かび上がってくるようになり、はじめて台詞の内容が理解できるようになります。

言葉一つ一つの中にもたくさんの意味が存在します。

日常生活においても、どんな気持ちの『ありがとう』なのか種類がありますよね。
本当にうれしくて『ありがとう』を伝えているのか
迷惑だけど建前で『ありがとう』をつたえているのか


物語を理解しない限りこの『ありがとう』の中に込められている意味を理解できません。

浮かび上がる情景を思い描く

台詞の意味が理解できれば、会話の流れも掴めてくると思います。

その次にもう少し内容を濃くしていく必要があるので、

場所と場面、シチュエーションの想像力を高めて、考えていく作業が重要です。



朝なのか、夜なのか、緊迫した場面なのか、感動する場面なのか、

この場所には何があるのか、どんな悲しいことがあったのか、



あなたが考えれば考えるほど、そのシーンはより現実的なものとなっていきます。

そうなると自然とセリフを発することができるようになるかもしれません。

「台詞の覚え方」

ここまで台詞を理解し、浮かび上がる情景までもが想像できれば、

後は仕上げの作業になります。ひたすらの反復練習です。

根性論になってしまいますが、残すは自分の力量と緊張に耐えうるだけの練習のみです。

具体的な練習方法は下記になります。

暗唱する/書く

台詞を暗唱して、自分の言葉にして発することで台詞を使いこなす方法です。

方言や時代劇などで発する言葉は、言いなじみも聞きなじみもありません。

だからこそ、たくさん話して自分で扱える台詞にしていくことが大切です。

また、紙に書くことでも台詞の意味を理解することができるのでおすすめです。



これらは実績と経験を積んでいけば自ずと簡単にできるようになっていきます。

朝ドラに出演した女優の台詞覚えの速さは異常なまでに成長していると良く聞きます。

カメラや録音機器で録る

カメラや録音機器などがあると、失敗できないと思いやすく、緊張を引き起こす人も多いです。

だからこそ、自分の家でも構いませんのでカメラで撮影したものを自分で再チェックしてみてください。

瞬きが多かったり、台詞の言い方がおかしいと感じることもあります。

様々気づく部分も多くあると思いますのでおすすめです。

「実践で使える台詞の扱い方」

台詞を自分のものにできれば最後は自分の思い通りに演技することが、

あなたを役者としての評価に繋がっていきます。

ここまでをマスターできれば後は制作陣や視聴者の心を動かす演技が出来ると思います。

その最終準備として必要なことをお伝えいたします。

モノを使って演技する

カメラが回って「用意スタート」となれば、あなたの一挙手一投足がカメラに撮られることになります。

全ての動きに意味が出てきます。

あくびをすれば「眠いのかな」となりますし、

姿勢と正せば「だれか偉い人がくるのかな」となります。

だからこそ、物語と台詞に合った動きはあなたしか出せない演技となるのです。

小道具だって準備されているはずです。

好きに使って、その役を表現していきましょう!

人前で演技する

最初は人前で演技することが恥ずかしく感じたり、

大きな緊張を引き起こして台詞が出てこなくなる場合だってあります。

だからこそ、人前でたくさん演技してください。

失敗するために稽古があって練習があるのです。

たくさん人前で演技することが出来れば、自然と自分らしいお芝居ができるようになります。

☆絶対やってはいけないNG行為

ここまでは台詞の覚え方をお伝えしていきましたが、

現場に入る前に絶対にやめた方が良いNG行為をお伝えします。

あなたが現場で台詞を話す前にはたくさんの人たちが準備をしてくれています。

その人たちを裏切らないように気を付けてください。

台詞を覚えていかない

台詞は自分の中から湧き出るものだからニュアンスだけ覚えておけばOKという人もいます。

とんでもない大御所の方であれば良いかと思いますが、そんな怠慢はクレームにも繋がり、

あなたは二度と現場に呼ばれない人になってしまう可能性があります。

相手の台詞を聞かない

緊張で自分のことばかりに集中してしまう人にありがちです。

相手の台詞を理解していないと自分の発する台詞の意味も変わってきますし、

物語が成立しなくなってしまいます。

限りある撮影時間でタイトなスケジュールです。

落ち着いて撮影に臨んでください。

最後に

今回は【俳優の技術習得術】役柄研究①台詞の覚え方をお伝えしました。

俳優として台詞をもらえることには嬉しさを感じますよね。

だからこそ、気合も入りますし緊張もすると思います。

台詞を発して初めて役者として活躍しているといえるでしょう。

やりすぎといってもいいほど台詞の練習をしても良いですし、

物語に没入することも大事です。

まだまだ俳優としてキャリアのスタート段階だと思います。

パートナーとの出会いや結婚、借金生活からの脱却、

理想と現実のギャップなどで心が苦しいことだってあります。

目標や計画をしっかりと立てて自分らしい俳優生活を過ごしてほしいです。



俳優として活躍する未来を明確に描いてもらうために執筆させていただきました。

あくまでも実体験で感じたことになります。

引き続きあなたが俳優として活動を継続していく限り力になるような投稿を続けていこうと思っております。

また、芸能アドバイジングや個人オフシャルサイト作成、SNS運用などの無料相談を承っております。

お話聞くだけでも問題ありませんが無償でアドバイジングをさせていただきます。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

あなたが俳優としてキャリアをスタートさせて、

大規模な商業映画でメインキャストとして現場で出会えることを楽しみにしております。

地に足をつけて目標へ向けて着実に一つ一つクリアしていきましょう!

⇒お問い合わせはこちらまで